毛髪サイクルとは?
髪の毛の本数は生まれた時点で決まっており、約10万本あります。
髪には寿命があり、成長⇒抜け⇒同じ毛穴から新しい毛髪が生えます。
これをヘアサイクル(毛周期)といいます。
ヘアサイクルは、
初期成長期⇒後期成長期⇒退行期⇒休止期(⇒脱毛⇒新生)
に分かれます。
髪の寿命は、4~6年で一定の期間を経ると自然に抜け落ちます。
そして、抜け落ちたところから、また新しい髪が生えてきます。このくりかえしの周期を「ヘアサイクル」といって、およそ4~6年です。
髪はだいたい10万本ありますし、1本1本ヘアサイクルが異なるため、脱毛の時期が違い、通常は一度にまとめて抜けることはありません。
※精神的なショックなどを受けた場合には、円形脱毛症などとなり一気に抜けたり、抗がん剤の副作用により抜けることがあります。
正常な毛髪サイクル
花王のホームページのヘアケアサイクル記載では、下記のようになっています。
(出典:http://www.kao.com/jp/haircare/structure_05.html)
成長期1
髪が生まれる最初の段階。古い髪が毛根から離れると同時に、奥のほうでは毛乳頭の指令によって毛母細胞が分裂を開始し、新しい髪をつくり始めます。
成長期2
新しい髪が成長し、古い髪を押し出そうとしています。このころになると、古い髪は簡単に抜け落ちるように。シャンプーやブラッシングで抜けるのは、この時期の髪です。
成長期3
古い髪が抜け落ち、新しい髪が長く、太く成長する時期。髪は、成長期1~成長期3まで、毛母細胞が活発に働き、4~6年にわたって育ちつづけます。
※成長期(4~6年)の髪が頭髪全体にしめる割合は85~90%
退行期
毛母細胞の力が弱まり、髪が成長しなくなる段階。やがて毛母細胞から離れ、完全に成長をやめますが、この間は約2~3週間です。
※退行期(2~3週間)の髪が頭髪全体にしめる割合は約1%
休止期
成長が止まった髪はだんだん上のほうに上がっていき、今度は抜け落ちる準備を始めます。数カ月間はこの状態が続きますが、毛根の奥では、新しい髪をつくる準備をしており、再び成長期1へと続きます。
※休止期(数ヶ月)の髪が頭髪全体にしめる割合は10~15%
また、
髪は、1カ月で約1.2センチ伸びる。
髪は、1日に0.3~0.5ミリ、1カ月で約1.2センチ、1年では約15センチも伸びます。髪の寿命は約5年なので、伸びる長さの限界は、計算上は約75センチ、だいたい腰のあたりまでです。
そうですから、なんだ!そっかと思いました。
1カ月に一度髪を切る時、1.2cm伸びていれば、禿げにはならない
はずです。
⇒自分の髪が1カ月でどのくらい伸びているのかを美容師に聞きましょう!!
⇒1.2cm以上伸びていたら、あなたは禿げにはなりません!!
はげの原因は毛髪サイクルの乱れ!
では、どのようにして禿げは起きるのでしょうか?
それは、毛髪サイクルの乱れが原因
なのです。
何らかの原因、この図ではDHTによる脱毛信号が原因と書いています。
その信号によって、本来は成長期が5年ほどある毛髪が脱毛の準備を始めて、成長期が数か月から数年に短くなってしまう。
それが理由で、毛髪サイクルが短くなって、薄毛になってしまう。
と書かれています。
ではDHTとは何なのでしょうか?

DHT それは毛髪サイクルが短くなる原因
毛髪サイクルを正常にするためのたった3つの大切なこと