育毛剤・養毛剤の正しい使い方と種類を知る
育毛剤・養毛剤を分類して、分類ごとにその特徴を列挙してみます。
現在の分類方法は下記ですが、今後分類方法は変更になるかもしれません。
まず大きなくくりとして「医薬品か医薬品でないか」という分類です。
つまり、薬か薬ではないか。という分類です。
薬は、基本的には何らかの副作用があるけれど、それを覚悟して使うものです。
薬でないものは、植物由来とか化学物質であっても、薬として分類されていないもので、副作用はないか、微々たるものである。
という、厚生労働省の考え方です。
次に、医薬品(薬)の場合は、
「病院で診察が必要か」「薬局で買えるのか」
これは、病院で医師の診察を受けた後で、診断結果として医師が責任をもって処方する「処方薬」か、薬局で自由に買える「市販薬」かという分類です。
また、「男性用」か「女性用」か。もしくは「男女兼用」かという分類があります。
育毛剤・養毛剤ランキング:通販で買える医薬品でない養毛剤
ここでは、病院や薬局に行かなくても通信販売で一般に購入できる育毛剤を調べてみました。
薬ではないので、「育毛に効きます」とか、「効果効能」を宣伝することは出来ません。
効果があるという言葉は厚生労働省が認可して病院で処方してもらったり薬局で買う「薬」にしか使うことができません。
それ以外で使うと薬事法という法律に抵触してしまいますので、下記の育毛剤は「効く」とは書くことが出来ません。
使用した人の評判とか販売ランキングとかで買ってみるとか、使った人の使用感を聞いてみるしかありません。
インターネット上に沢山でているランキングや使用感は、「商品を売るためのもの」で
そのために作っているサイトが多いので、最終的には自分の目できちんと確かめた後に購入することをお勧めします。
私がお勧めの養毛剤は下記です。
1位:やはり私が5年間使い続けている「ナノアクションD」です
なぜ良いといえるかは、下記のページに詳しく書いてあります。
2位:チャップアップ育毛剤・養毛剤
チャップアップ育毛剤
シャンプーと組み合わせて使うと良さそう、ということで2位です。
チャップアップの育毛シャンプーは、銀座のカリスマ美容師Mが絶賛するくらいの良いシャンプーです。
ただ、アミノ酸系のシャンプーのため、それだけで数日使うと髪がばさばさになったりして、問題が出ます。
チャップアップ育毛シャンプーで頭皮を整えた後にチャップアップ育毛剤を使うと、ちょうどよいしっとり感が出て、髪が傷むこともなくなりますので、この組み合わせは良いと思います。
3位:イクオス育毛剤・養毛剤

医薬品の育毛剤・養毛剤
まず、薬のお話からしますと、
「医薬品」の育毛剤・養毛剤には、
「病院で治療を受けて処方される処方薬」
「薬局で購入することが出来る市販薬」
があります。
それらの違いは何かというと、
「処方薬」は、医者の診断の結果、医者が出す薬であって、よく効く薬でいわゆる「キレの良い」よく効く薬です。
よく効くから、重篤(危険な)な副作用もあるので、飲む量や取り扱いに注意しないと危険がある場合も考えられる。という薬です。
それに対して、薬局で買える「市販薬」は、一般的には処方薬ほどキレは良くないが、副作用も少ないために、医者の診断がない場合でも一般の人が服用しても問題は出ないと思われる薬です。
現在では、第一類医薬品から第三類医薬品まで3種類にわかれています。
病院で薄毛(AGA)治療でもらう処方薬・内服薬
プロペシア
まず、代表的な処方薬の一つに、「プロペシア」があります。
プロペシアの成分は、フィナステリド(finasteride)で、アメリカメルク社が開発した抗アンドロゲン薬です。
2型5-α還元酵素を阻害して、男性ホルモンテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に転換されるのを抑制する作用があります。
DHTは皮脂腺の受容体と結びつき、過剰な皮脂を分泌させ、毛穴を塞いで男性型脱毛を誘発するといわれているが、フィナステリドはDHTの生成を阻害することで、脱毛抑制に効果を発揮するといわれています。
とても、難しい説明になりましたが、簡単に言うと
男性ホルモンは毛穴を余分な脂でふさぎ、はげの原因になるので、そのはげの原因をとなるDHTを作るのを防ぐプロペシアは薬として効果があります。
ということです。
プロペシアを飲むと効果は認められていますが、副作用も確認されています。
処方してもらうときには、そのあたりを医師と相談して納得の上で飲むようにしてください。
そうしないと、後悔することになります。
ちなみに、私は副作用は出ていませんでしたが、今後のためプロペシアの服用を中止しました。

プロペシアの詳細な効果と副作用はこちらで↓
プロペシアについては、 薄毛(AGA)処方薬:育毛剤「プロペシア」と副作用 の記事で詳しくお話します。
ミノキシジルタブレット
薄毛(AGA)治療に使われる医薬品「ミノキシジルタブレット」の効果と副作用
ミノキシジルはもともと
薬の個人輸入について
「ミノキシジルタブレット」「プロペシア」は個人輸入で買ってもいい?
個人輸入には、海外の販売者から直接買う、日本の代行業者を通して買う。などのいくつかの方法がとらえています。
自分が使う分量であれば、海外から直接買ったりすることは出来ます。
なお、インターネット上には薬の輸入代行業者が沢山ありますが、代行業者を経由して買うことは、「薬事法」に抵触する法律違反かどうかグレーな部分がありますのでやめたほうが良いと思います。
(代金は代行業者あてにカードで決済した後、薬は個人あてに直接おくられてくるものです。)
ミノキシジルもプロペシアも薬ですから副作用もあります。
日本人と外人は体の大きさも違いますし、内臓などの特徴もことなります。したがって、一回の使用量もことなります。
それらの点に関しては海外の医薬品は日本人のことを考えて作られてはいません。
海外のビタミンCタブレットを買うと、1粒がとても大きくて呑み込めないくらいですよね。
やはり日本人は、日本の医師や薬剤師の話を聞いて日本で処方してもらったり購入することをお勧めします。
海外のものを買って副作用などがあっても、それはすべて自分の責任。そう思う方はそれもいいかもしれませんが、値段的にあまり変わらないのに、そこまでのリスクをとってまで個人輸入するものでもないと思います。
私は、医薬品を使うのであれば日本で購入することをお勧めします。
薬局で買える「市販薬」の育毛剤・養毛剤
ミノキシジル成分の養毛剤Rogaine(ロゲイン)・リアップと副作用
男性用と女性用の違いによる育毛剤・養毛剤の種類
リゲインやリアップ(ミノキシジル成分の育毛医薬品)の市販薬で、男性用と女性用はどんな違いがあるかというと、主成分ミノキシジルの含有量です。
例えば、リゲインやリアップ(ミノキシジル成分の育毛医薬品)は、男性用の成分量は5%ですが女性用は3%以下です。
また、5%のものは女性は使用しないでくださいとの、注意書きがあります。
これはなぜかというと、男性は男性ホルモンを多く、女性は女性ホルモンを多く持っているからだろうと思われます。
しかしながらこれはおかしな話だと、個人的には思っています。
なぜなら、ミノキシジルが育毛剤として認められた経緯は、
- 高血圧患者がミノキシジル成分の血管拡張作用がある血圧降下剤をして飲んで毛が生えてきた
- そこで、育毛剤として治験をして、育毛剤の医薬品として認可された。
つまり、ミノキシジルの育毛剤の生い立ちから論理的に考えてみると、
ミノキシジルが効くのは、血管を拡張して沢山の血液を流して栄養を頭皮と毛髪根に供給するからであって、ホルモンを増減させるのではないから、男性と女性で濃度を変えるのはおかしい。
と思います。
病院に行かれる方は、ぜひとも質問してみてください。
こちらに関しては、資料があれば追記します。
トニック?ローション?育毛剤の種類で効果は変わるのか?
飲んで薄毛・はげ対策をする「育毛剤サプリ」の種類
成分の違いに起因する育毛剤・養毛剤の種類
(育毛剤・養毛剤の有効成分を比較してみた)
育毛剤・養毛剤の有効成分比較表(出典:育毛・養毛剤メーカー資料)
(文責:銀座の毛髪コンサルタントM)